シンガーソングライターが夢だった🎸第8章
人生初の就職活動。。
今までの人生は教育機関というぬるま湯プールをノンノンと泳いできましたが。
遂にこれからは、自分でお金を稼ぎ自分で生きて行く為のスタートラインに立った訳です。
またちょうどその頃に親父が若くして癌を宣告され、癌治療を始めたこともあり、しっかり就職しないといけないという気持ちは強かったです。
人生いきなり真剣モードにスイッチを切り替える感じとなりました。
就職セミナー参加や友人との企業の情報交換、自己分析など色々とやり始めました。
私は経済学部だったので、専門性のある職種は厳しいと感じ、学生時代に培った自分のコミュニケーション力を信じ、職種はサービス業や営業に絞って、受ける企業を探り始めました。
さらに基本、頭が単細胞ですので、分かりやすくメガネチェーン店やアパレル、レコードチェーン店などに絞り沢山の企業説明会に参加し始めました。
あんまり覚えていませんが、、3月だか4月くらいから企業に出向いていたと思います。
我々の世代は団塊ジュニア世代といって、第二次ベビーブームでしたから、今とは違い企業は人を選び放題です。
二流、三流の企業であってもなかなか狭き門だった時代でした。。
もちろん就職活動中も曲作りはたまにやっていました。何社かに送った面白いモノがあります。
企業にアピールをする為にその企業のテーマソングを安っぽいキーボードのリズムに乗せてギター弾き語りでカセットに録音し、企業本社に送っているんです。。
確か大手メガネチェーン店さんと超大手ゲームソフト会社さん本社の人事部宛に送らせて頂いています。
今考えると我ながら馬鹿丸出しの珍行動ですね笑。
両社人事部の方は社内でそれを聴かされて、どんな気持ちだったんでしょうか。お疲れのなかくだらない音楽を聴かされて殺意をももよおしているか、ただただ大爆笑しているかのどちらかかと思われます笑。いくら就職活動に疲れていたとしても、そのアピールは違うでしょ〜みたいな笑。
しかも世界の大手ゲームソフト会社さんに向かってガチマジで、超アナログな訳のわからない弾き語りって笑えますよね笑。せめて打ち込み系のデジタルサウンドオリジナルならまだなんとなく理解できますが、、こちとら鼻息荒くして、かなりイキって歌ってますからね笑。
我ながら今思い出しながら大爆笑ですわっ笑笑笑
お願いだからあのカセットがまだあるならば、うちの実家に着払いで送ってくれませんかね?大手会社の人事部さんよ!
それをガッツリ聴いて、ただただ笑いたいですわ。
ほんまにね〜笑。
まぁそれはさておき、大手商社や大手楽器チェーンは楽勝で一次試験で落ちていく中で、小さなアパレル会社や小さな宝石チェーン、メガネチェーン店などいくつか最終面接までこぎつけました。
最終的にどうなったか。
まさかのまさかですが、先程訳の分からない音源を送っていたメガネチェーン店から晴れて採用決定を頂きました。
大手メガネチェーン店は正直楽そうだと言う、情けない理由で行きたい企業でしたので、即就職活動を終了し、大手メガネチェーン店さんへの就職を決めました。
時は四年生の6月初夏の頃です。
22歳です。
神様こんなアホな私をお許しくださいませ。
脳みそが溶け出していたのでしょうかね笑
これで第8章はおしまい。
第9章大学生活最後に続きます。
ノリ冒険記より
愛を込めて