シンガーソングライターが夢だった🎸第22章
長めのランチを終え、ライブハウスに戻るとちょうど1番目のバンドが始まるところでした。
暗がりではありますが、後ろから覗いてみると、すでに我々の友達は席に座ってくれていました!
ちょっと緊張してきました。。
休みの日にわざわざ観に来てくれたので、ツマラナイライブは出来ませんからね!
楽屋に戻ると、ナトが気を効かせて、出番前の楽屋風景を撮影しに来てくれました。
ナトは元々札幌出身で、代々焼肉屋や靴屋など様々なお店の経営をするお家の御曹司です。
勉強をしなかっだっただけで、地頭は良く非常に臨機応変で気が効く男です。商売の家に育っているので、金銭面においても良い意味でしっかりしているタイプですな。ちなみに女性に対しては超がつく面食いです笑。
現在は実家のあとは継いでおらず、東京のIT関係の会社に勤めています。
残念ながら私はそのナトに向けられたカメラに、ひとつも面白い事も言えず、ただただライブ頑張ります!くらいのコメントしか出来ませんでした。。
そうこうしてるうちにスタッフの方がノリ&ジョウさん出番です!と呼びに来てくれました。
ハイ!宜しくお願い致します!
3人で円陣をつくり頑張ろうっ!おう!
ダメてっちゃん、私、ジョウメガネの順に舞台に出て行きました!
狭いライブハウスではありますが、40〜50人がこっちを観ているわけです。
あのサークルの宴会後の岬めぐり踊りとは訳が違います。
幸いにこちらにスポットが当たっているので、あまりお客さんの顔は見えません。
でも初めてのライブなので、ただならぬ緊張感はありました。
ギターをセットしながら一礼をし、ダメてっちゃんにキーボードのリズムマシーンのスタートボタンを押す合図をしました。
ドラムが人ではなくキーボードなのが若干恥ずかしいですが、素晴らしい音響で鳴らしてもらったので、良い出だしです!
そこに同時にエレアコギター2本とダメてっちゃんのリードギターが重なり一曲目のAnother Wayのイントロが始まりました!
若干もたつき気味ではありますが、ダメてっちゃんは強気のイントロを奏で始めてくれました。
私とジョウは安定したコードストロークを力強くかき鳴らしました!よしっいい感じだぜっ!
かなり気合いを入れて私は歌いだしました。
ちょっと自分でも声に力が入りすぎて、力んでしまっているのがわかりました。しかし一曲目で唯一のロックテイストの曲なので、そのままのテンションでいきました。サビの🎵サヨナラさ〜君の事愛せない〜と裏声も上々です!
ジョウメガネも私のボーカルに食らいついて気合いでハモってくれています。
ジョウは非常にキーが高く、普通に女性の曲なんかでも歌えるくらいの高い声なんです。ハモりはこのユニットのひとつの売りでもありますな。
若干の私の気合いの空回りもありましたが、一曲目は力強く無事終了。
立て続けに、二曲目のSUMMER VALLENTINEに入りました。
緊張感は一曲目の途中で、どこかへ飛んで行きました。
力が入りすぎていたボーカルにも余裕が出て、気持ち良く歌えています!Bメロの🎵これからもそばに居てお願い、蕾もまだ花もまだ咲いてないけれど、愛してるHEY!HEY!HEY!HEY!HEY!HEY!
サビへ!
🎵気楽に行こうぜ、肩の力を抜いてステップして、側へおいでよ、少しだって悲しいって想いはさせないよ〜!
ここから間奏なのですが、入る前に私がてっちゃんのギター!と大きく叫びました。
完全にライブのアドレナリンがでてる笑。
超楽しい!!
二曲目が終わり、恥ずかしながらトークをしました。ダメてっちゃんもジョウメガネもトークは絶対無理でしょうから笑。自然と私がしゃべりました。
まず来てくれた皆さまにお礼の言葉を伝えました。
そして、メンバーであるダメてっちゃんとジョウメガネの紹介、私自身の紹介もしました。
また、たった昨日にニートから再就職が決まったことをステージから伝えました。
友人達も全員知らなかったので、ここが一番盛り上がったかもです。。
私も色々なミュージシャンのライブを観ました。
それこそoasis、strokes、浜省、ミスチル、スピッツなどなど数えきれませんが、ダメな叔父さんを紹介しているアーティストは見たことがないですね笑。
そんなかっこ悪い私たちもある意味、色ということでご愛嬌です。
あまり笑いも取れないトークもきりあげ、三曲目です。
🎵恋する日々です。
ポップバラードの名曲です。ここはしっかり歌いあげました!
サビ🎵キミをアイシテル気持ちはコイシテル心は山ほどにココニアルコトト〜割りかしくだらない話で盛り上がり、気付いたらいいねあの頃の僕〜
よしっ!またまた自己満足だが気持ちよく歌えました。
立て続けに4曲目はノリの良いポップな曲🎵Angelです。サビの🎵君に恋する資格が僕にはない気がするけど、これはもうどうしょうもない事でしょうね
〜とジョウハモりが絡み、かなり早口なメロディの中で追いかけっこをするみたいなイメージです。
なかなかたいへんですが、ふたりの呼吸は結構合っていて満足のいくパフォーマンスでした!
最後の曲の前にまた私がトークをしました。
今一度皆さまに感謝の気持ちと、最後のバンドまで楽しんでいって下さい。と伝え。
最後の曲です。聴いてください。LOVE
出だしからサビで🎵ランランラララランラ〜ランランラララランラララ〜
そして最後🎵キミが好きなんだよ〜あ〜LOVE
ランランラララランラ ランランラララランラ
ノリ&ジョウと変なおじさんてっちゃんでした〜!
と大きく叫びました。
するとその瞬間パンッパンッ!パンッパンッ!っと友人達が秘かに持っていたらしいクラッカー🎉を一斉に鳴らしてくれました!
一瞬何が起こったかビックリしましたが、とても嬉しかったです!
みんなありがとう!本当にありがとう!
ジョウ、てっちゃんありがとう!
ライブ後はもちろんみんなでワイワイ飲み会に流れました!みんなから良かった良かったと嘘でも言ってもらい本当に想い出の飲み会になりました。
初ライブは初め緊張はありましたが、予測よりは良く出来たと自負しております!
ライブスタッフからもあれがオリジナルの曲なら凄いねとお褒めの言葉を頂きました。
はぁー楽しかったけど、ライブは疲れたな〜笑。
やっぱりプロはすげーなぁとつくづく思い知らされましたとさ。。
これで第22章はおしまい
第23章につづく
ノリ冒険記より
愛をこめて