シンガーソングライターが夢だった🎸第46章
2000年 2月27日
私は27歳になりました
ロン毛茶髪バンド野郎営業
今思うとキャラ濃いリーマンですな💦
長く付き合った彼女を失い、まだまだ絶賛凹み中ではありますが、残酷にも時間は待ってはくれず。
何事も無かったかのように世間は回っているのです。うつ向いている暇はありません。
何とか自分を奮い立たせて毎日の仕事やその他生活に臨みました!
人生は振り子、良かった時の分、悪い時は続くのでしょうか。辛抱の時です。
そんな凹み系女々しオトコにシノから連絡が入りました。
今週末スノボーに行かない?という誘いです。
バンドの練習以外に何の予定も無くなっていたので、あんまり乗り気ではありませんでしたが、
参加することにしました。
面子はシノ、ガワオ、私の3人です。
ガワオが車を出してくれました。
金曜日の夜中にガワオが家まで迎えにきてくれ、
草加にある、シノの実家に向かいました。
シノの実家が近づいて来たので、助手席に乗っていた私は、シノにそろそろ着くよーの電話をしました。
が、でません。その後10回くらい電話しても、出やしませんっ笑。奴の事だから間違いなく寝てやがるな笑。
結局シノの実家近くで4時間近く待った末に、普通に朝の6時くらいに折り返しがかかってきました💦
通常時の私なら、だいぶんブチ切れたあげく、殺すぞを50,000回は浴びせるはずなんですが、、なんせ今の私は人生で一番の絶賛凹み中男子なので、、
生物レベルだと、ウスバカゲロウかアメンボぐらいと同等の生命力だと思います。。
シノからの折り返しに、こう答えました。
シノかー、大丈夫か?具合悪くないの?って。
めっちゃ大人対応、神対応じゃないかー。
偉いもんで、シノも悪りぃ悪りぃ!くらいで、サラッと車に乗り込み、ごく自然に普通の会話に参入していました笑。
普通の私なら、半殺しのミスを犯しているのだが笑💦。なかなか腹が座った奴ですわ。
スキー場への道中で、長年連れ添った彼女と別れた事を、2人に伝えました。
ガワオもシノもマッチャンならすぐ彼女できるよー、と軽めに励まされました。
私も私でこの場で、暗くなるのも嫌なんで、かなりライトに伝えたのですがね。
私はスキーの経験もなく、スノボーは初心者です。
会社の同僚ゴリさんに一回連れて行ってもらっただけです。
凹みオトコはヤケクソでスノボーに没頭しました。
若干のベタベタ雪で、状態も良くない中下手なりに一生懸命やりきりました。
ガワオとシノは優しく、滑るのが遅い私をフォローしながら、遊んでくれました。
有り難や有り難や!
スキー話しでは大学生時代に初めて体験した時のエピソードがあります。
大学2年の時のサークルスキー合宿での事です。
合宿が決まった2ヶ月前くらいから、私はサークルの仲間にこう冗談をかましていました💦
スキーは2歳からやっており、カナダ🇨🇦のパウダースノーで良く滑っていた!という大ボラフキを面白がって、言いまくっていました。偉いもんであんまりいい過ぎたので、マッチャンは本当にスキーはプロ並みなんじゃないか?!みたいなやばい雰囲気になっていました。
まぁそれでも当日、いゃーあれは全部ウソー!っと言い放って、子供用ソリ🛷かなんか乗って大爆笑で
チャンチャンっとなるはずでした。
いよいよ合宿当日です!
朝早い行きのバスでも最後の大ボラを吹いていました。
たぶん、日本の雪質は合わないかもしれないなぁ、やっぱ俺はカナダのパウダースノーがいいなぁー!
スキー場に着き、朝7時半くらいには滑る準備が出来ました。
私ははじめてのスキー靴、そしてスキー板を宿の方にガッツリやって貰ってかなりキツめにしめた感じで完了です!
仲間の顔が若干悪い顔をしているのにも気付かず、
何も知らない私は、いきなりデカめのリフトに乗っかる流れとなりました。
マッチャン大丈夫?とオーシタやなりちゃんがほくそ笑んでます。
もう焼けクソです!オッオー、ちょいカナダ🇨🇦のリフトより乗りにくいなぁー笑。
完全にオーシタ、リナちゃんの悪ノリに完全に乗った形です💦
みすぼらしいくらい、グダグダな感じで、ギリギリリフトに乗り込みました!
でもどうやって降りるんやろっ。。
まぁいっか、前の人のガッツリ見ときゃ大丈夫やろ👌💦
リフトが上へ上へと登っていきます。あれっ?どこまで行くの?雲ぐらいまで行くつもりか?それか、このまま山を降りきってくれないかなー、などと心の中で叫びながら笑、完全に頂上みたいな所まで行ききって、降り場が近づいて来ました。
全身全霊をかけ前の人の降り方を見よう見まねで、命がけで降り切りました💦
危ねぇぜっ!もたもたしてたら後ろのリフト達に轢き殺されるわっ💦
人生で一度もスキーをやった事がない私が、山の頂上まで来ています💦
テレビで見る景色と一緒です。
気のせいか、とんでもない傾斜に加えて、かなり高いところまで来てしまった。。
北海道出身のオコジョナトや唇怪獣ジュンがいきなり、とんでもないスピードで、滑り降りていきます!マジかっ!スピードが半端ないっ💦
それに続き、オーシタやベーちゃんも華麗に滑り降りていきます!やベー💦俺死ぬかもっ、、
みんないつの間に、スキーなんて滑れるようになったのでしょう?
私も滑るのは得意です。大学を沢山沢山滑り、二浪してますから!かなりの滑り上手なはず。
違うかっ⤵︎
よしっ!私は決めました!
みんなが下から1人残った私を、まだかまだかと、待ち受けています。。
ボーゲンはかっこ悪りぃ💦
とりあえず俺の運動神経に期待して、滑り上手に期待して、直滑降かますかっ!!
2回、大きく深呼吸をした後、私は慣れないポールを思いっきり、踏ん張って、力強く滑り出しました!!イメージはテレビで見たプロスキーヤーです。出だしは好調でした。スキー板はボーゲンではなく、真っ直ぐ平行に前を向いています。
しかし、スピードが半端ないっ💦
全然止められないー、あーあー
想定外のスピードに制御出来る技術が、ある訳もなくもう私は止まりません、、、、、
誰にも止められません、、、
パーマンでもいないか限りムリームリムリムリー!
ガシャーンっ、ドカーンっ、ボキッ💦💦💦
一瞬の出来事でした💦
私はド派手にコケましたっ、、、
左足がっ!痛い、尋常じゃないくらい、痛い笑
幸いにも、人様にぶつかったりしなくて良かったですが、残念な事にガチガチにはめられていた、スキー板が外れてくれなかったので、その代わりに私の足が骨折という事で、外れました。。
ベーちゃんやオーシタが私のために、救急スキーバイクを呼んでくれました。私は沢山の方々に見守られながら、救急スキーバイクの後ろに乗せられ、死ぬほど痛む足を気にしながら、山を降りました笑
とんだスキーデビューエピソードでした。
ちょっと長くなりすぎました💦
冗談でも大ボラは辞めた方がいいです。。
またそれを周りが煽ってはいけません笑
皆さんは気をつけてくださいね。
そんな馬鹿じゃないっすよね笑
話は戻って、スノボーが終わり、シノと一緒に温泉♨️に入りました。
私が失恋で、落ち込んでるのをくみとってくれたのか、かなり色々と褒めながら、励ましてくれたのを今でも、鮮明に覚えています!
やはり友人の存在は大きいですな。
ウィンタースポーツと失恋凹みオトコの話しでした💦
第46章はおしまい
第47章につづく
ノリ冒険記より
愛をこめて