ノリ冒険記自伝〜シンガーソングライターが夢だった🎸

シンガーソングライター🎸を目指す少年〜中年までの人生冒険記

シンガーソングライターが夢だった🎸第80章

 

前回に引き続き音楽の話です。

 

母親の好みの音楽は紹介しました。

今回は、父親の好みの音楽です。

 

父親の好みは、クラッシックです。

ベートーベン、ショパンモーツァルトシューベルトなど様々なレコードLPがありました。

 

父親は若い頃から、クラッシックが好きで聴いていたみたいです。そこに影響されたのは、父親の弟である私の叔父さんサイちゃんです。

母親の弟のダメてっちゃんと同じ叔父さんには、あたりますが、、若干レベルがちがいますが笑。

 

兄のクラッシック好きに影響され、音大に進み、本当に二期会のオペラ歌手になってしまうんです。。

 

なので、私が学生時代は良くオペラを観に行かされました。今考えると素晴らしい体験なんですが、子供心にはマジで、地獄でしたね。

 

マイクなしであれだけ、力みながら歌われてもねー、、子供心にはキツかったですが、その中でも目茶目茶嬉しかった事はありました!

 

確か私がまだ、小学3年生くらいの時です。

 

当時ゴールデンタイムに週4つ番組を持っていた、萩本欽一さん、欽ちゃんが主催する舞台にサイちゃんも出演する事になりました。

 

ただ欽ちゃんは、裏方での参加でしたので、舞台には出てこないといわれていました。。

 

しかしー舞台が始まる10分前くらいに客席の後ろにあのっ欽ちゃんが普通に立って談笑しいるんです!キャーー!マジかー!

私が始めて観た芸能人は欽ちゃんだったんですね。

今気付きました。

とんでもないビッグだった欽ちゃんを目の前で、観れました!流石に話しかけにまではいけませんでした笑。ムリー!普段の欽ちゃんもテレビで観るのと同じように、とても穏やかな感じでした。

ただ目は利口そうな目をしていたのが、子供心にも印象的でした。

流石!日本を長いこと沸かせた方ですわ。

欽ちゃんありがとう😊

 

話が横道にそれましたが、親父は地味な人間でした。一流大学を出て、大手食品メーカーに勤めており、とにかく真面目がスーツとメガネをして会社に行ってるイメージです。

家族思いで、自分の事より常に家族優先の本当に出来た人間でしたね。

私とは正反対な人間ですわ。。。

 

そんな父親は唯一やっていた楽器がありました。

それは、フルートです。

私が小さい頃、五万円くらいで購入したみたいですが、年に一回くらいしか吹いておらず、吹いたのを聴いた母親いわく、死ぬ程下手クソだったみたいです笑。

 

あんまり感情を出したり、表現をする事は苦手だったんでしょう。仕事も経理だったんで、ピッタリですよね。

 

一度だけ親父が感情をあらわにした事があります。

それは、わたしが小さい時に流行った南極物語という南極観測隊の苦難とソリ犬達の悲劇を描いた超大作の映画でした。

確か、高倉健渡瀬恒彦夏目雅子などの超豪華キャストでした。

 

その瞬間はこの映画を観終わった時にきました!

 

映画を観終わった人が出る前に、次に観る人が次々と席に押しかけてしまったのです、、、

かなり危険な状態になりました!

その時、父親はあり得ないデカい声で叫びました!

人が出てから入ってこいっ!一旦出ろー!

騒然としてたその場が一時的に凍りつきました笑。

わたしもかなり凍りつきましたがっ💦

 

しかし、そのおかげで入ってきた人が出る人の道を開け出しました!

父親を始めて尊敬しましたし、カッコいいと思いました。

真っ直ぐな人間の発した怒りは怖いですよね。

地味な人間ですが、強い人間なんでしょう。

ダメてっちゃんとは違うわ笑笑

 

母親の好みのロック、ポップス、父親の好みのクラッシックと何だか知らないうちにバランス良く、色々な音楽を自然と体感していたのかなぁと、

今は思いますね。

 

両親には感謝感謝ですわ笑

 

第80章はおしまい

第81章につづく

 

ノリ冒険記より

愛をこめて❤️